日々の暮らしにゆとりや安らぎをもたらすグリーンショップで、地域を盛り上げる

実例紹介

Lana Garden(山形県米沢市)

ビレッジ戦略 Lana Garden
ビレッジ戦略 Lana Garden
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ビレッジ戦略 Lana Garden

ビレッジ戦略 Lana Garden

癒しの庭を意味するグリーンショップ「Lana Garden」の経営母体となっているのは、同じ敷地内に隣接する1986年創業の注文住宅をメインに手がける工務店だ。
庭・外構のプロデュース、デザイン、支援をする会社サービス「エスティナ」と出会ったことがきっかけで「家と庭は切り離せない」という思いが強まり、庭のある家の提案に重きを置いている。

ビレッジ戦略との出会いで新しい展開へ

「最初にグリーンショップや雑貨店の運営と聞いても、実はピンと来てはいませんでした。そもそもグリーンショップについては何もノウハウがない。まったくの畑違いのように感じ、本当に自分たちにできる話なのかなと不安に思っていました」と代表取締役社長が当時の胸の内を明かす。
ビレッジ戦略のセミナーを通して、実店舗の紹介動画や写真を観たり、実際に店舗へ足を運んで視察するなど、いくつもの成功事例を見るうちに不安の芽がだんだんと摘まれていったという。
暮らしを彩る「庭」というアイテムの重要性を、プロのつくり手として、そして工務店経営者として肌感覚で理解していたからこそ、ビレッジ戦略による事業展開を最初からある程度イメージすることができたといえる。

地域活性化の核にもなるグリーンショップ

米沢の人口減少率は、全国でもトップクラスだ。地域の過疎化、高齢化のリアルを考えると厳しいことは間違いないが「可能性はまだまだあると思っています」と社長は地域振興に力を注いでいく考えだ。
Lana Garden が提案する緑と庭のある家づくりをはじめとして、グランピングが楽しめる宿泊施設、障がいのある方でも安心して利用できる施設、ひいてはメディカルタウンの構想も。
幅広い世代が暮らす街づくりにつながるよう、これからも取り組んでいきたいと未来への夢を語ってくれた。

社長自身が楽しむという気持ち

Lana Garden をオープンしてVillage 戦略をスタートさせたのは2022年11月。
短期的に見ればLana Garden の収益は会社にとってまだコストでしかなく、そろそろ住宅やガーデンの受注という本業の利益につなげていきたいところだ。
それでも、Lana Garden のオープン以来、庭・外構の受注につながるトスアップは何件か発生しており、成果は生まれているという。
「閉店後のLana Garden で一人椅子に座って満点の星空を見ながらビールを飲むと『ああ、やって良かったな』と思うんですよ」と社長は楽しそうに笑った。

「ビレッジ戦略」の書籍ではさらに詳細なインタビューを掲載しています。